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切削モデリングマシン

印刷用ページを表示する 更新日:2024年7月15日更新

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  • ABS樹脂、アクリル、POM、ケミカルウッド等の樹脂素材やアルミ、真ちゅう等の軽金属の切削加工が可能です。
  • 最終製品と同じ素材での試作が可能です。

城東支所 TEL. 03-5530-2150

(外部リンク)

装置の特徴

切削モデリングマシン(ローランド ディー.ジー.社製MDX-540)はさまざまな樹脂素材、木材、軽金属等を切削することにより、試作品、治具、金型等を製作することができます。切削工具のエンドミルで3次元に加工し、美しい曲面に仕上げることが可能です。加工の際は複数のエンドミルを使い分けますが、自動で切削工具を交換するオートツールチェンジャーを備えているので荒削りから仕上げまで一気に自動運転が可能です。​

 

切削加工を始めるにあたり

3次元データと材料をご用意いただければ切削加工することができます。3次元データの扱いに慣れた方であれば、加工材料に適した切削工具の選択、NCデータの作成方法、加工材料の固定方法を機器利用の中でマスターすることが可能です。

 

最終製品と同等の仕上がりと強度評価

450(X)×450(Y)mmと広いワークエリアを持っているので大きな部品や複数の部品を並べて加工するなど効率的に製作できます。最終製品と同様の材料を加工して評価試験を実施することも可能です。

図1は、トポロジー最適化を活用してデザインした椅子を切削モデリングマシンで製作した様子です。フレームはABS樹脂を切削の後ウレタン塗装、座面はアクリル樹脂で製作した後に鏡面磨き仕上げを施しています。切削加工後の材料の表面は既にボールエンドミルできれいに仕上がっているため、塗装等の各種仕上げも容易に行うことができます。完成した後、いすの耐久性試験機でJIS規格に基づく強度試験を実施し、良好な試験結果を得ることができました。

図1 切削モデリングマシンで製作した座椅子の強度試験の写真
​図1 切削モデリングマシンで製作した座椅子の強度試験

 

アルミ等軽金属の切削加工に

アルミや真ちゅう等軽金属の加工が可能です。切削加工での試作品製作や、軽金属製の金型の製作に利用できます。図2のアルミ製知育玩具はモデリングマシンの曲面加工を活かしてジュラルミンを切削加工した後に着色アルマイト処理を施しました。実際に知育玩具として遊ぶことができるパーソナルファブリケーションの作品です。

切削という手段を用いて実物のモデルを作成するラピッド・プロトタイピングはさまざまな素材を使い、高精度で美しいモデルを製作することが可能です。

図2 OM開発支援で製作したジュラルミン製知育玩具の写真
図2 OM開発支援で製作したジュラルミン製知育玩具​


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関連情報

お問い合わせ先

  • 設備についてのお問い合わせは下記へご連絡ください。

城東支所(本部内)| TEL:03-5530-2150
 ※城東支所は改修工事のため休館中です。プロダクトデザインに関する支援は、引き続き本部で実施しています。

 

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